利用者がしっかりステップアップし社会に復帰していく仕組みを。

事業所インタビュー

Life SS株式会社

代表取締役 佐藤 峻 様

一般就労を目指しながら収入が得られるシステムが構築されている就労継続A型事業所です。
ご担当の佐藤様にお話を伺いました。

千葉県印西市にて
2020年4月より
週5日(月曜日~金曜日)
10:00~16:00(実働5時間)
1日10名の障がいスタッフが活躍しています。

目次

Q: 障がい者へ就労支援を始めたきっかけを教えてください。

A: 学生時代から将来的には起業して、千葉県の地元に貢献できる仕事をしたいと考えていました。大学卒業後は地元の地方銀行に就職したのですが、そこでさまざまな分野の決算書に目を通す機会がありました。
社会貢献につながり、事業として継続性と安定性があるA型事業所の存在を知り興味を持ち始めたのがきっかけです。
就労継続支援事業所にはA型とB型があるなかで、最低賃金をお支払いでき、障がいがあっても収入が安定することで地元で買い物などをするなど、ご本人の社会参加の実現だけでなく地域活性化につながっていくいう理由から、A型事業所を選びました。
行政主導の街づくりだけでなく、民間企業ができる街づくりとして大好きな地元のために自分も参加したいと思い、民間企業としての挑戦を地域密着型で行っています。

Q: 現在はどのようなお仕事をされていますか?

A: 「ライフ」「リライフ」 という就労継続支援A型2つの事業所があります。2つの事業所に共通している自社事業は、シイタケ栽培です。

●豊受きのこ園
Twitter https://twitter.com/houjyu_kinoco/
Instagram https://www.instagram.com/houjyu_kinoco.abiko/

リライフでは、パン製造や梱包業務、PC作業も行っています
●小麦の奴隷我孫子店
Instagram https://www.instagram.com/dorei_abiko/

社外就労は、物流倉庫や養生マットのクリーニングを行っています。

Q: 施設外就労などで企業の方と連携をとるうえで職員の方が大切にしている事は何ですか?

A: 一般企業の仕事を、障がいの有無に関わらず業務遂行することを重視しています。体調面や精神面の不調でやむを得ない場合もあるので、職員が勤務状況や体調を細やかに確認しています。
施設側に事前に体調面や精神面の確認が必要であることなどが伝わっているとことで、業務が円滑になっていると感じます。

Q: クオリティを高めるための施策とは?

A: 継続して勤務している職員間でノウハウの構築が確立できていることや、利用者の採用を行う際に物流がメインであることを説明しています。体力が必要な分野ではあるので、できることかどうかを確認して配属しています。最初は物流が難しかった方も、能力アップをしていくケースもありますので、徐々に物流の仕事を行うように移行していくシステムにしています。
個々のクオリティを維持し、それを高めていく為に年度初めに目標達成シートを作成することで、習熟度を可視化しています。このひとつひとつクリアしていくと、一般就労ができる能力が身につくシステムです。また、この目標達成度を確認することで客観的に各利用者の習熟度が分かり、平等に仕事の分配ができることに繋がっています。

Q: 施設が就労などで企業の方と一緒に働いてみて利用者の方にどんな変化がありましたか?

A: 一般就労を意識できる人が増えました。物流業務に定期的に行けている利用者は、収入があるので生活が安定しています。生活が安定することで精神面の安定にも繋がり、欠勤がなくなり落ち着いた状態で過ごすことができる利用者が多いです。

Q: Life SS様で安心して働くとこができるためにどのような取り組みをされていますか?

A: しっかり相談できる体制を整えています。職員への直接相談も可能ですし、訪問看護を介して看護師から事業所と共有することもしています。また、管理システムとしてジョブフォームを自社で作成して、コメントを記入できるサイトを作成して相談窓口を増やしました。面と向かって直接話すのが苦手という方には、システム上でコメントをやり取りしながら相談に応えています。
悩みの種を早い段階で摘んでいき、働きやすい環境を作って行こうと思っています。こちらのジョブフォームは利用者の労務管理ができるので、運営がとても楽になりました。

Q: 最後に今後の展望などあったら教えてください。

A: 本来は、B型の条件に当てはまる利用者もA型で収入を得たいということで、A型を希望されるケースが多くなっているので、体制としてB型事業所を作って、B型からA型へステップアップできるようなシステムを整える必要があると考えるようになりました。
小麦の奴隷では、豊受きのこ園のしいたけを使ったオリジナルパンを製造しています。今後は地産地消もさらに積極的に取り組んでいきたいです。
地域との連携として、行政が運営している飲食店や学校給食にもしいたけを卸していければ、障がい者雇用の認知度も高まるのではないかと思っています。
そして、フランチャイズ展開をして自社で作ったモデルを全国に広め、利用者がしっかりステップアップし社会に復帰していく仕組みをもっと多くの地域で体現していきたいです。

事業所・企業・利用者様に良い循環が生まれるように障がい者雇用の将来を考えられていることが伝わって来ました。インタビューありがとうございました。

事業所情報
会社名Life SS株式会社
代表者名佐藤 峻
設立日2015年6月9日
事業内容障害者総合支援法に基づく障害福祉事業
ホームページhttp://liferelife-abiko.com/

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