ピップ物流株式会社 三木センター
センター長 早川様
ピップ物流株式会社では、就労支援事業所を通して障がいのある方々を倉庫のオペレーション業務に起用されています。
センター長の早川様にお話を伺いました。
Q: 現在どのようなポジションで障がいを持った方が活躍していますか?
A: 物流倉庫の、シュートという部門で商品を仕分けてプラスチックのかごに入れていく仕事を依頼しています。シュートでの作業が楽しく、もっと働きたいと言ってもらえていることはとても有難いですし、実際にみなさんが楽しく一生懸命やってくれている姿勢が見受けられます。
Q: 導入前までのイメージと導入後のイメージのギャップ
A: 障がいがある方とそれまで一緒に働く機会がなかったため、先入観からもしかしたら仕分けや詰め込みの作業が雑になってしまうのではないかという不安が少しありました。でも実際に一緒に仕事をしてみるとパート職員の仕事ぶりと何ら遜色なく、丁寧で早い方もいらっしゃり正直驚いています。
さらに、必ず1名就労支援事業所の職員の方が常駐してくれるので、現場で我々が直接マネジメントする必要がなく、導入するハードルを下げる事ができました。
今では安心して仕事を任せられています。
Q: 失敗談などに関して(どのように失敗を乗り越えたのか?)
A: 過去に業務を依頼していた今とは別の就労支援事業所の方々に来ていただいた時は、現場でのコミュニケーション不足やミスコミュニケーションによって思いがうまく伝わらなかったり、お互いの捉え方の相違によって業務が円滑に回らならなくなってしまいました。
現在は、その時の反省からコミュニケーションを積極的に取ること、個人的に仕事ではなく雑談など業務以外の会話や声かけをすることを心掛けています。また、パート職員には業務上で気になることがあっても直接伝えるのではなく気になる様子や問題点と改善策を報告してもらって、就労支援事業所の職員の方から分かりやすく伝えてもらうようにしています。
言い方ひとつで本人の受け取り方は変わってきますし、そこからトラブルになる可能性をなるべく無くすように努めています。
Q: 社内での評価や、社員の働き方の変化について
A: いまは障がいあるなし関係なく、いい状態でチームとしてお互いに仕事ができていると感じています。シュートでの仕事はどれだけの成果があったかは数字として明確ですし、そこで戦力として結果を出してくれていることがよく分かります。私達が求めている仕事と障がいをお持ちの方々の適性がマッチしているという理由もあるかと思いますが、作業の様子を見ていても本当にまじめで常に両手を動かし集中して取り組んでいる几帳面な仕事ぶりは正確性、生産性ともに評価しています。
Q: 今後の取り組みに関して
A: もちろん適性を見て、安全性を考慮しながらになりますが、シュート以外にも担当してもらえる場所を増やしていきたいと考えています。
就労支援事業所の方々には現在、1ヶ所にまとまって作業してもらっていますが、目の届く範囲で他の場所に配置して新しい作業をしてもらうことで弊社として助かるのはもちろん、スタッフさん達の新しい目標ややりがいになればと思います。
さらに条件が整って本人さえ希望すればパートとして直接雇用させていただきたいですし、今後も一緒に働いていけることを願っています。
お互いを尊重し合いながら同じチームとして就労支援事業所の方々と仕事をされていることがよく伝わりました。インタビューご協力ありがとうございました。
会社名 | ピップ物流株式会社 |
代表者名 | 滝澤 豊 |
設立日 | 1986年11月 |
事業内容 | 医薬品、医薬部外品、医療用具、ベビー用品、 日用雑貨品などの物流保管・管理、貨物運送取扱業、 運送代理業、運輸斡旋業、梱包業、普通倉庫業、 運輸斡旋提供業、貨物利用運送業、不動産賃貸業 |
ホームページ | https://www.piplogi.co.jp/ |