可能性を滞留させず、循環する事業所を目指しています。

事業所インタビュー

一般社団法人 彩晴(いろは) 廣田様

ログハウスというあたたかく自然に囲まれた環境で情緒の安定を図り、アットホームな空間で地域社会での自立した生活を送れるようにサポートしている就労継続支援B型事業所です。
代表の廣田様にお話を伺いました。

兵庫県三木市にて
2022年7月より
 週3日
 10:00~15:00(実働4時間)
 1日3名
の障がいスタッフが活躍しています。

企業担当者からの一言コメント
皆さん真面目に働かれていてとても助かっています!

目次

Q: 障がい者へ就労支援を始めたきっかけを教えてください。

以前病院の精神科で働いていた時に、友人が就労継続支援B型事業所を設立し、そこでお手伝いをすることになりました。その際に、引きこもっていた方が外に出てB型事業所に通うようになる様子や、全く話せなかった方が話せるようになる姿を見て感動しました。病院の精神科ではどうしても薬の力を借りることが多く、退院してもまた入院を繰り返すという場面に遭遇していました。その状況とは違い、成長や変化を目の前で感じ、感動することが多く素晴らしい仕事だと感銘を受けて、自分でも設立することを決意しました。

Q: 障がいスタッフがどんな業務を行っていますか?

施設内では、お菓子の箱折や、ドリル製品の箱詰め、ノコギリの組み立て等、主に軽作業を行っています。
施設外では、無農薬野菜の皮むきや、ギアの組み立て等を行っています。

Q: 施設外就労などで地域の方と一緒に働いてみてどうか?

20代前半の利用者の方は、身体を動かす事で持っているエネルギーを発散する事ができて、規則正しい生活や精神の安定に繋がっているのを感じます。若い世代は体力、活動量が多いので、立ったまま行う作業なども楽しく取り組んでくれています。

Q: 施設外就労先の企業の方と一緒に働く上で大切にしている事はありますか?

まずは、挨拶をしっかりする事が基本だという事を伝えています。身だしなみも整えられるように、気が付いた事は本人に伝えて改善できるようにサポートしています。
指導員が、やり方だけを伝えるだけでなく率先して一生懸命取り組む姿勢を示して行く事で、利用者に連帯感が生まれる事に繋がり助け合いができるようになりました。

Q: 安心して働き続けるための取り組みはありますか?

社会の中でのコミュニケーションが行えることを重視しています。作業のクオリティーを上げたといっても、技術の正確性を養いながら、就労に繋がるようにしなければならないと思っています。「ありがとうございます」「すみません」などが言えるように、作業中には話せない内容を話せる面談のような時間を設けています。コミュニケーションが取りやすい環境づくりを個人にあわせて行っていることが特徴です。

Q: 施設外就労を取り入れてからの利用者の変化はありましたか?

コミュニケーションが全くとれず自発的に何かするということが無かった利用者が、「新しく入って来た人に声をかけたいのですが、どうやったらいいですか?」と聞きに来てくれたことが、この1ヶ月くらいで一番感動しました。自分がしてもらって嬉しかったことを、他の人にたいして行いたいと思って質問してくれた行動に胸を打たれました。
話すことが苦手な利用者が、仲間の中で得られる安心感で話せるようになることや、困っている人がいたらフォローしている姿もあります。

Q: 今後の展望を教えてください。

私たちが、利用者の方々を好きであり続けることです。必要とされている、好きでいてもらえるという感情をインプットしてもらう。大事にされたという経験を沢山してもらい、それをエネルギーに変えて目標を達成してもらいたい。一人で自立することが社会と関わる事ではないので、周りの人を大事に思える社会人になって欲しいです。

一人でも多く就職に繋げていけるような流れを作っていきたいです。可能性を滞留させず、循環する事業所を目指しています。

利用者の成長を大きな愛で支えていることが伝わってきました。インタビューありがとうございました。

事業所情報
会社名一般社団法人 彩晴(いろは)
代表者名廣田 美佳
設立日2019 年12 月1 日
事業内容障がい者就労継続支援事業 その他、それに付随する事業全般
グループホーム
ホームページhttps://irohamiki.com/

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