「雇用の多様化」を推進し、一人ひとりが能力を発揮して一緒に働ける会社に

企業インタビュー

協和物産株式会社
代表取締役 村野様・社員 荻内様

今回は、物流倉庫業の人材マッチングサービスSOUMATCHを導入されている協和物産株式会社の代表取締役の村野様と、社員の荻内様にお話を伺いました。

協和物産株式会社様では指導員が必ず1名常駐した環境下で、3名の障がいスタッフが「週4日」「実働5時間」活躍しています。

目次

Q: メインの事業を教えてください。

A: 私たちは業務用食品の販売を行っております。一般的には中間流通や、問屋、卸売業と呼ばれる業種です。市場流通している食品は、わかりやすく説明すると家庭用と業務用に分かれており、家庭用食品は一般の消費者がスーパーやコンビニで購入できる食品のことです。基本的にはそれ以外のものが業務用食品と分けられますね。

また、私たちが取り扱っている商品は外食産業向けに特化した食品で、レストランや居酒屋さんなどの一般外食の飲食店へ日々食品をお届けしています。

Q: 導入前までのイメージと導入後のイメージのギャップ

A: 過去に障がい者雇用をしていた時は、1人で黙々と作業をしてもらう状況が多かったので、会社としての受け入れ環境を整えないといけないと感じていました。繁忙期などは特に現場の社員から障がいをお持ちの方に対して細やかに気にかけられる環境を作れず、本人の特性やキャパシティーがどういった状況かを把握することできず、雇用を難しく感じていた時期もあります。
SOUMATCHを導入してからは専門の指導員の方が常駐し一緒に作業/マネジメントを行っていただけているので懸念事項だった環境的な課題は解消されましたし、同時にとても心強くなりました。お互いの不安がなくなり、今では障がいをお持ちの方々も更に活躍頂けるというポジティブなイメージを持てるようになりました。

また、SOUMATCH を導入するまで障がいを持った方と一緒に働いた経験がない社員も多かったのですが、実際に業務に従事されている姿を見た後に障がいをお持ちの方だと知った社員からはいい意味で驚きの声も上がっています。今では障がいを持った方とのコミュニケーションに関して不安などはなく、単純に一人の仲間としていい環境を築けています。

Q: いままでの失敗談を教えてください。また、どのようにその失敗を乗り越えられましたか?

A: 過去に障がいをお持ちの方を2 名直接採用した経験があります。ただ、先程の質問でもありましたが当初はこちら側の環境整備が行き届いておらずサポートが足りなかったり、障がいの特性によって適応が難しかったりしました。休み明けの出勤日にお休みが多くなったり、急に連絡取れなくなったり、いろいろなケースを経験しました。
一概に業務内容のミスマッチから生じる環境的な問題というよりも、個々の性格や抱えている症状・感情の起伏のコントロールなど 1 人の人間として本人と向き合い、話し合う事が重要だと気づかされました。

今は専門の指導員の方もいてくれているので情報共有や現場の社員との密なコミュニケーションをとることで環境整備やサポート体制も徐々に整えられているように感じています。

Q: 社内での評価や、社員の働き方の変化について教えてください。

A: 基本的な業務の基礎はすぐに覚えてくれています。応用が必要な場合でも、的確に指示すると問題なく作業出来る能力があると感じているので、作業面で何も心配していません。

ある程度作業を任せることができ、社員たちがその時間で別のコア業務を行うことができているので全体的に効率を上げられています。人ですので稀に間違うこともありますが、少しの修正で補えることですし、正直私たちも間違えたりするので、その時は全員で共有して同じことが起きないようにワンチームで取り組んでいます。
弊社では、障がいをお持ちの方もいれば、国籍の異なるスタッフも在籍しています。そういった意味ではダイバーシティで垣根がなく、偏見のような気持ちが先行せず、一緒に作業を行う「仲間」という認識で働いています。

Q: 今後の取り組みに関して

A: 障がい者雇用だけでなく外国人雇用など「雇用の多様化」に取り組んでいます。障がいをお持ちの方の直接雇用も、環境整備を行うと問題なく安心して働いていただけると確信しているので、ぜひ再挑戦考えています。
一人ひとりが能力を発揮して一緒に働ける会社にしていきたいというのが純粋な思いなので、障がい者雇用が特別なことだとは思っていません。
その人自身を大切にし、年齢や国籍、そして障がいの有無など関係なく個人の能力を活かしてパフォーマンスが発揮できる環境を作り続けていきたいです。

(荻内様:左、村野様:右)
(荻内様:左、村野様:右)

障がいの有無に関わらず、チームの仲間として一人ひとりに真摯に向き合っている会社の理念が伝わって来ました。インタビューありがとうございました。

企業情報
会社名協和物産株式会社
代表者名村野隆一
設立日1972年4月21日
事業内容外食産業向け食材/酒類/消耗品の販売および配送業務
ホームページhttps://www.web-kyowabussan.com/

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